勃起不全に悩む男性は日本国内でも非常に多くいます。その勃起不全を治すには治療薬を使うのが最もベターな方法ですが、種類が多い薬の中からどのような薬を選べばよいのでしょうか。当サイトでは勃起不全の薬についてまとめてました。

勃起不全の治療薬を飲んでいる男性

前立腺がん手術後に勃起不全に!?その理由を解説

前立腺は下腹部にある小さな器官で、精液の分泌に関係しています。高齢になると徐々に機能が衰えていき、前立腺肥大症や前立腺がんにかかる確率が高くなります。
前立腺がんは欧米人に多く日本人には少ない病気でしたが、近年では食生活の欧米化により、日本でも患者数が増えています。がんの中では比較的治療しやすい病気と言われています。

前立腺がんは進行が比較的遅いので、すぐに手術をしないで経過観察をする場合があります。また放射線治療やホルモン療法なども選択肢となります。
早期に手術をした場合、5年生存率は90%を超えるとされており、再発する確率も低く、決して治らない病気ではありません。しかし手術の合併症として、勃起障害が起こるケースが多く見られます。

前立腺がんの開腹手術は、ペニス周辺のデリケートな部分を切り開き、前立腺を摘出するのが一般的です。このとき細かい血管や勃起神経を傷つけてしまうことが多く、これがEDの原因になります。
勃起神経を完全に切断してしまった場合、泌尿器科の病院でもEDの改善は期待できません。最近では神経温存手術も行われていますが、完璧にEDを防げるわけではありません。
手術後は1年ぐらいかけて、徐々に勃起力が回復してくると言われています。しかし改善の度合いには人によって差があり、なかには全く回復しない方もいます。
一方、放射線治療では徐々に勃起力が低下していき、4割ほどがEDになるというデータがあります。最終的には手術の場合とあまり変わらないと考えられます。
他にもさまざまな合併症の恐れがあり、必ずしも手術に比べて安全な方法と言うことはできません。
前立腺がんの手術後の勃起力の低下は不可避と言ってよく、ほとんどの泌尿器科では手術の前に同意を求められます。前立腺がんは高齢者に多い病気なので、ある程度の勃起障害は仕方がないと考える方が多いようです。
しかし高齢になっても、男性としての自信を失うのは耐えられないという方もいます。生活の質を維持するためにも、EDを予防・治療するのは意味のあることです。

泌尿器科ではEDの治療に薬のほか、バキュームデバイスなどの医療器具を用いることがあります。これらの方法で改善される場合もありますが、勃起神経が切断されたことが原因だと、完全に回復させるのは難しいと考えられます。
そのため可能な限り神経を傷つけないことが、手術後の合併症を防ぐ最も重要な方法と言えます。

ロボット手術ダヴィンチでEDを回避しよう!

EDの原因となる神経の損傷を防ぐには、なによりも精密で正確な手術を行うことが必要です。その方法の一つとして、ダヴィンチを利用した手術があります。
ダヴィンチはアメリカで開発された最新鋭の医療ロボットで、3本のアームと3Dカメラから構成されています。ロボットといっても全自動で手術を行うわけではなく、離れた場所から専門のトレーニングを受けた医師が操作します。

ダヴィンチのロボットアームは極めて精細な動きができるという特徴があり、自動手ぶれ補正機能も備えています。また3Dカメラが患部の状態を拡大してモニターに投影し、医師はそれを見ながら手術を行います。
米粒に毛筆で字を書けるとも言われていて、出血も少なく、必要のない部分を傷つけるリスクが最小限に抑えられています。

ダヴィンチを使った手術は日本でも複数の病院で導入され、多くの手術例があります。2012年からは、前立腺がんの手術に限って、保険診療も認められるようになっています。
ダヴィンチを利用したからといって、EDを100%回避できるわけではありません。しかし体への負担が小さく、合併症のリスクを大幅に低下させることから、有力な選択肢の一つになるでしょう。